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◆2006年6月◆ 9日(金) 天候:曇りのち雨 温度:19℃ 湿度:70% |
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生育は昨年より3日〜4日早く、平年より3日〜4日遅い状
況です。実どまりは開花期間中の好天により良好です。
摘果作業(一つ成り)は6/6に全て終了しました。
摘果作業は中心果(写真参照)だけを残す作業ですが、
同時に弱い果そうや逆さ実(擦り傷が付き易い)、腹実(
着色が悪い)などの株すぐりも実施しました。
品種によって果実の特徴があり摘果に注意が必要です。
つがるやジョナゴールドはジューンドロップ(中心果と側果
の生育の差が少ないほど中心果が落ちる傾向があります。
通常は中心果が一番大きいです。)が発生し易い品種で
すので、特に早い(5月末まで)摘果が必要です。
シナノスイートは心カビの発生がある品種ですが、摘果時期
が早過ぎると特に発生が増える傾向があります。目安とし
て満開3〜4週間後から始めると良いです。
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果実がもう少し大きくなり良否判断が分かるようになって
から仕上げ摘果を実施します。6月中旬頃から実施予定で
すが、このころから生育に差が出てきます。果実肥大が
進んでいる、ツルが太い、果そうが多い、果実同士の間隔
、上枝下枝の着果量の加減などを考慮して行います。
写真はハマキコン(フェロモン剤)を取り付けた状態です。
5/29園地に1500本取り付けました。ハマキコンは減農薬
(殺虫剤の減少)を目的に5年程前から導入しました。
フェロモン剤は沢山種類がありますが、当園はハマキコン
−Nを使用。害虫を殺すのではなく、雄と雌の交尾を連続的
に阻害し幼虫密度を低下させ、被害を減少させるものです。
環境への悪影響がなく、残留の心配もなく、クリーンなりん
ごの収穫が可能になります。 |
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写真は暗くて小さく分かり難いですが、中心にツバメの巣
があり親鳥がヒナに餌を与えています。この倉庫に3ヶ所
巣を作っていますが、ここがお気に入りのようで殆どここで
子育てしています。いつもこの場所なので補強・増設で年
々巣が大きくなりました。湿ったドロと枯れ草に自分のだ液
をまぜてこね、巣を作ります。毎年、オスメスの3組が産卵
・子育て・巣立っていきます。冬の間暖かい東南アジアの
島々、オーストラリア北部で過ごしたツバメは、海を何千キ
ロも超えて日本に帰って来ます。海面すれすれを、集団で
はなく一羽ずつ飛んでくるそうです。低気圧の追い風にの
って高速移動すると言う説も・・・。それにしても危険な思
いをしてまで何故海を渡ってくるのでしょう!?・・・やはり、故
郷の日本が、そして我が家の倉庫があずましい(津軽弁;
居心地いい)のかな?昔は崖に巣を作ったようですが、より
安全な民家に作るようになりました。乳頭温泉(鶴の湯)の
軒一面のツバメの巣には驚きました。数が半端じゃない!! |
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