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◆2006年5月◆ 19日(金) 天候:晴れのち曇り 温度:23℃ 湿度:55% |
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2年続きの大雪でしたが3月下旬までは順調に雪解けが進
み開花は平年並みと予想していました。しかし、4月に入
ってからは日照不足、低温で生育が芳しくありませんでし
た。結局、各品種とも昨年と同じく軒並み平年に比べ一週
間ほど遅い開花となりました。
大雪影響で同じ樹でも上枝と下枝の生育の差が大きく
色んな作業で苦労しそうです。花の付き具合は全体的に
充分ですがバラツキがあります。つがる、ジョナゴールドは
多く、ふじは普通です。王林は昨年が生年だったこともあり
今年はあまり良くありません。殆ど咲かない樹もあります。
咲いても写真(ふじですが・・・)のように普通は一株6枚
ですが、2枚〜5枚が多々ありました。
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現在の農作業は新梢の蕾とり作業が終了し一つ成り作業
に全力投球中です。新梢とは昨年伸びた枝ですが、今年
無理にここに成らせたとしてもりんごが小さく養分が摂られ
て他のりんごも小玉傾向になります。今年はじっと我慢して
新梢の蕾を全て取ります。来年成らせる枝です。
一つ成り作業は上の写真を参考に一株6枚のうち中心花
だけを残し不要な回りの花(果)を摘む作業です。
この作業は6月中旬頃まで続きます。
今年も昨年同様に生育が遅れていることから小玉果が
心配されます。小玉回避のため、摘花(果)作業は早く、
強くを心掛け頑張っています。
開花中は甘酸っぱい花の匂いがたまらないです。
超幸せな気分になります。花粉症の方にはごめんなさい。 |
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今まで開花期間中は多忙で撮影出来ませんでした。今年
は何とか時間を見つけ貴重な写真を撮りました。
写真は花摘み後、地面に落下した花です。周りには雑草
やタンポポが写っています。
3日間掛けて人工授粉を行いました。マメコバチによる授粉
も並行していますが、天候に大きく左右されます。今年は
天候に恵まれ活動が活発でした。確実な結実確保には
人工授粉が欠かせません。授粉機は10kg程ある機械を背
負うタイプです。タンクに花粉と石松子を混ぜ入れます。
タンク内のボンベのような所で振動し花粉の量を調整しま
す。風を送りノズルから花粉を出します。肩に重く負担が掛
かり苦しい作業でが、今年は妻が座布団を二つに切り離し
た肩かけを即席で作ってくれ大変重宝しました。
花粉は「祝」を使用しています。殆どの品種に和合性があり
ますので、少々割高ですが貴重です。 |
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