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◆2005年4月◆ 6日(水) 天候:晴れ 温度:16℃ 湿度:80% |
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今年の冬は記録的な豪雪に見舞われました。
12月下旬から強い寒気が次々と南下、3月まで冬型の
気圧配置が続き、3月上旬に積雪がピークを迎え観測
記録を塗り替えた地点もありました。弘前では150センチで
観測開始以来過去1位でした。
4月に入りましたら高温、大雨、強風により急激に雪解け
が進んでいます。大雪の影響で冠水、土砂崩れの被害が
続出しています。平賀町広船では剪定作業中に土砂崩
れの下敷きになり死亡する事故がありました。
園地の積雪は4/10現在、雪解けの水で氾濫した箇所な
どは地肌を見せていますが、それ以外の場所では平均で
30センチあります。北面の園地や山手ではまだ100センチ
ほど残っているとか・・・。
雪で作業効率が悪く思うように進みません。
昨年より1ヶ月ほど作業が遅れています。^(プンプン)^
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今月の農作業ですが、野ネズミ被害の点検と処置は終了
しました。作秋、不思議と近年になく丁寧に野ネズミ対策
をしましたが、予想以上の積雪で100センチ以上の箇所
や腹枝で食害が沢山ありました。もし平年通りの対策を
していたかと思うとゾッとします。剪定作業は荒抜きは終
わり鋏を入れている最中です。開花する前までには終わ
る予定です。それから切り口保護、枝集め・枝焼却を行っ
ています。
剪定の荒抜きは写真の様に枝を30センチ以上残します。
これは菌や病気感染予防です。直ぐに根本で切断後、
塗布剤を塗る時間があれば良いのですが・・・中々時間が
取れないので、とりあえず残して後からまとめて処理しま
す。 |
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19年ぶりの豪雪で無残な姿になりました。
このような樹が数十本あります。
ここまで折れると剪去するしかありません。
まだ、木質・樹皮が半分以上残っている場合は癒合する
可能性があります。処理としは復元・密着させ、ボルト締め
やカスガイ打ちで固定後支柱で補強します。
当園では3回雪下ろしをしましたが、1回もやらない園地
では何らかの雪害(ほぼ100%の被害)が見受けられます。
消雪日はりんご試験場の予想では4/16です。
当然、開花日も遅れる事から小玉傾向が予想されます。
大玉生産を目標に今年は特に鋏を丁寧に入れるよう努力
して参ります。雪害で生産量が落ちる為、今年も高値に
なると思われます。三上りんご園では料金を上げません。 |
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